消化管内視鏡検査・内視鏡下異物摘出について
2022/01/17
こんにちは。
ラミナ動物病院の津田です。
当院には消化管内視鏡があり、動物への負担を最小限にして消化管の精査や消化管内異物の摘出除去が可能です。
消化器(食道・胃・小腸・大腸)を調べる検査には、レントゲンやエコー検査などがありますが、
これらは胃や腸の中を直接観察できるものではありません。
内視鏡を用いると、消化管粘膜を直接観察することができ、組織を採取して病理検査を行うことも可能になります。
また、食道や胃にある異物を内視鏡を使って摘出することもできます。
内視鏡検査をするためには全身麻酔が必要ですが、お腹を切開する必要は無いため、非常に低侵襲で検査や異物摘出を行うことができます。
(ただし、大きすぎる異物や、取り出す時に食道を傷つけてしまうような鋭利なものは取り出せない場合があります。)
← 食道内異物(りんご)
胃内に押し込んでから、念のため摘出しました。
← 胃内異物(石2つ)
バスケット鉗子というもので包み込んで摘出します。
← 小腸の内視鏡画像。病理検査結果は“中程度の腸炎”でした。
このように内視鏡は、開腹しないで異物を摘出したり、消化器疾患の精査ができたりと、非常に有用なものです。
内視鏡のサイズも太いものと細いものを揃えておりますので、猫・チワワなどの小型犬種から大型犬まで、全ての犬・猫に対応可能です。
・おもちゃや石などの異物を飲み込んでしまった
・色々治療しているが、下痢・嘔吐・食欲不振がなかなか治らない
などの症状でお困りでしたら、一度ご相談下さい。
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ラミナ動物病院
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